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小話24 御三家の暗躍

Author: 三木猫
last update Last Updated: 2025-12-24 10:11:34

「透馬透馬透馬、うまーっ!!」

―――ズバァンッ!!

おい…。七海。一体何度俺の部屋のドアを破壊したら気が済むんだ…。そして、誰が馬だ。

最近、銀細工より大工仕事の方が上手くなりそうな自分にちょっと落ち込む。

深くため息をついて、部屋に飛び込んできた七海を見ると、そこには泣きそうな顔をした妹の姿があって。

「なんだ?どうしたっ?」

ハッキリ言って七海が泣くなんてこと、こんなに長い間兄妹をやっていてその姿を見た事は数える位。それこそ赤ん坊の時くらいじゃないか?

そんな七海が泣きそうっ?動揺しても仕方ないだろっ。

慌てて七海に歩み寄ると、ガシッと腕を捕まれ、

「テレビっ!とにかくテレビ見てっ!」

「お、おいっ!?」

問答無用でリビングのテレビの前まで連れて行かれた。

そして、そのテレビに映っていたのは…。

「おいおい…なんだよ、これっ…」

佳織さんが必死に緊急の連絡をしている姿が映っており、ワイプでキャスター達が速報としてホテルの現状を伝えている。

そう言えば、鴇が今日ホテルで祖母さんの会見があるって言ってたな。まさか、これか…?

「どどど、どうしようっ、透馬っ。美鈴ちゃんが、美鈴ちゃんがぁっ!」

「……俺達が動揺してもどうしようもないだろ。とは言え…気になることがある。…あいつらの所行ってくる。七海、大地に行って将軍さんに来て貰うから戸締りして待ってろ。いいなっ」

「う、うんっ」

俺は上着を羽織って家を飛び出す。

すると示し合わせた訳でもないのに、こちらへ向かって走ってくる奏輔と大地の姿があった。

「奏輔っ、大地っ」

「透馬っ」

「お前も見たかっ?」

奏輔の言葉にしっかり頷く。

「透馬っ。七海ちゃんはっ!?」

大地の後ろから凄まじいスピードで駆けてきた将軍さんが擦れ違いざま声をかけてきた。

「家にいますっ。あいつ、結構怯えてるのでお願いします」

早口に言ったけど。最後まで聞く前に走って行ってしまった。頼むからこれ以上ドアを破壊しないでくれよ、と心の中で祈っておく。

「透馬。家のドアの心配は後にしろ。それより、今は」

「そうだな。鴇達の方が心配だ」

「ホテルでパーティがあるって言ってたけど…まさかあんな事になるなんて…」

「…まぁ、誠さんと佳織さんがいる限りは大丈夫かと思うが…」

最強の二人がいる。そんじょ
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